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やっと、仏陀誕生~インドの経典~中国までの仏教伝来まで辿り着く


日本の神仏習合や廃仏毀釈など流れを調べるために最初に仏教と日本の歴史を調べていると、

その前にはっきりさせておくことは、インドから中国までの伝来、その受容の考え方、中国における仏教の発展・浸透の歴史であった。本日やっとこの初期段階は整理できたようだ。

 

  • インドにおいて仏陀入滅以降、その教えの成文化として多くの経典が生まれ、
  • 前1世紀ごろ、インドからシルクロード経由で中国へ伝来してゆく。
  • 中国ではインドから経典翻訳者が訪れるが、時期的にインドでは異なった時期に編纂されたものが同時に伝えられたため、伝来当初から、中国人の仏教理解には混乱する。
  • さらに、儒教をはじめとした既存の思想の存在や中華思想などの理由から、外来宗教である仏教の定着は容易ではなかった。
  • そこで、仏教者たちは、儒教や道教の思想を借用して仏教を翻訳・解釈することにより、その存在の保持と拡大をはかり、後の老荘思想(ろうそうしそう)によって仏教を理解する「格義(かくぎ)仏教」を生み出した。 また、経典に似せたかたちで中国独自に撰述された経典(「中国撰述経典」)も多く生まれた。

 

などなど。

 

この後は、やっと日本仏教史に入る。。。。やれやれ