仏教の歴史パーツをアップ


4月6日井沢元彦著「仏教・神道・儒教」を読んで、以前から神道の歴史を改めて整理したこともあり、まずは仏教と儒教の歴史を手繰り始めた。あれやこれやで手数がかかったが、一応日本の仏教宗派の発生までたどり着いた。

 

仏教はインドで興るが、その背景を知るには、インダス川で興る文明とガンジス川への文明の浸透から整理することになった。確かに、人間は食が安定しないと文明や宗教など起こらない。世界の文明は大河周辺であることを改めて納得する。

 

などなどと時代を徘徊しながら、やっとデジタル年表を作成した。これを参考にこの後は日本の神道、仏教、儒教、道教との絡み具合の整理を進めようと思う。

 

そのために、仏教の歴史をデジタル年表にまとめ、今後の新たな年表作りのパーツとしてアップする。その内容は、下図のように、インダス文明の興りから日本の平安後期から鎌倉時代までを大きく2つで構成している。

  1. インダス文明から始まり、ブッダの生誕、インドにおける口承仏教から経典仏教への展開、インド仏教の興隆、大乗仏教がシルクロードにのって中国へ伝来、中国における経典翻訳と宗派に発生、朝鮮や日本への伝来時期
  2. 日本に伝来してから聖徳太子による仏教の保護に始まり、律令制に組み込まれ鎮護国家の仏教に進展、現世利益に進む仏教、各宗派の興り
  3. またそれぞれに前者では中国の、また後者にも日本の儒教が発生する背景や時期も今後の作業のパーツとして組み込んでいる。