童門冬二「小説 伊藤博文 幕末青春児」


1985年の文庫本。また35年も古い歴史小説。筆者が書いているように幕末から明治維新に至る間に登場する若い志士の青春像を描いており、伊藤博文に焦点を当てた背景は彼がいろいろな人材に会い、その人達から様々な考え方や人間性を見極めてゆく青春時代を取り上げたとの事。
しかし、聖徳太子も伊藤博文も殺人を犯しているが、日本の紙幣に肖像が使われていた事に❓と思う。今なら紙幣には載らないのだろうか?
自分が入社した年の翌年に発行された本書でかなり古いが、伊藤博文の青春時代は恐らくこういうものだったのだろうと思う。