先史時代の基礎②「専修大学公開講座:東アジアの王墓」より


2021年10月16日、専修大学エクステンションセンター公開講座「歴史を紐とく」『東アジアの歴史を探る』というテーマで、専修大学 文学部・高久健二教授による「東アジアの王墓-厚葬墓の展開-」を聴講した。

 

日本の古墳につながる中国・朝鮮半島の王墓の要点を1時間半の講座であったが、事前配布資料とスライドによって、日本のキトラ古墳や前方後円墳につながる大王などの墳墓の特徴(墳墓の構造と形状、副葬品の特徴、殉葬、殯)を基礎知識として修得できた。

 

「厚葬墓」とは初めて聞いたキーワードであり、「大型墳丘や多数の副葬品をもつなど、その他の墳墓に比べて明らかに、手厚い埋葬が行われている墳墓をさす」とのこと。


次回のブログでは、「先史時代の基礎」シリーズの一環として、本講座の要点をデジタル年表を作成し、日本の古墳築造年表と合成することによって、王墓の流れを整理してみる。