塾講師②:LaTexによる物理の資料作り


2の物理講師をやり始めた。塾で使う参考書も分かり易いが、肝心なところで公式だけで済ませる点がある。

 

そこで、勝手に塾生に資料などを与えることは禁止されているので、公式資料としてまずは塾長に提出することにした。

今回は、断熱変化する際の気体の状態方程式として「ポアソンの式」がある。Wordでこの解説文章を書くと、数式や式の引用がややこしいことから、今回改めてLatexを使って資料作りに挑戦することにした。

 

LaTexを最後に使ったのは2020年夏だったので、ちょうど2年経過した。以前はWordに式だけをLaTexで書いて、図表挿入・図表番号・キャプションの挿入や式の引用などはWordの相対参照機能を使った。今回の挑戦では、これらもすべてLaTexを使って資料を作成することにした。


ずは、古いLaTex環境ではなく、最新の環境をWindows11で構築するため、ネットで無償のものを探し、かつ、LaTexによる電子通信情報学会の論文投稿要綱もDLした。

 

LaTex環境の最新版【大学生向け】LaTeX完全導入ガイド Windows編 (2022年)というタイトルにあるように、絶好な記事があった。

 

これによると、

LaTeX(ラテフ) とは自動で式番号や図表番号を表示したり Word で打てない数式を(論文などでよく見るように)綺麗に書ける文章作成ソフトです。Word で実験レポート作っていて、途中で前のページに遡り、図や数式を新しく追加すると生じる、式番号の振り直す作業、レイアウトの再調整は相当な手間です。経験ありますよね!ここで LaTeX 登場。もうあの時のイライラからおさらばできるのです。無料。

 

  • その LaTeX のパッケージがまとまっていて
  • ローカルでパッケージの管理が易くなっている

ディストリビューションが TeX Live. 「ディストリビューション」とは、ソフトウェアの用語で「同じ機能をもつが、パッケージの仕方・配布形態の異なるソフトウェアパッケージ」のこと。

 

だそうだ!と言うことで、何はともあれ、Tex Liveというパッケージを、この記事に沿ってDLして環境を構築した。最新版だけあって、記事の手順通りに進めた。要点は、最初に上記のパッケージを準備して、実際の文章の作成は、VScodeを使えとのこと

 

VSCode はプログラマーが今一番使っているコードエディター。統合開発環境 Visual Studio とは別物です。 Atom は重いので、愛用していたプログラマーたちでさえここ数年は VSCode へ以降しています。 VSCode はあらゆる言語向けの拡張機能が充実しておりコーディングに向いています。ブラウザ版もあります。今後、他の言語を触ることも想定すれば開発環境は同じ方が良いので、UI やカスタマイズの仕方に慣れるという点でも TeXWoks ではなく VSCode での LaTeX 文書作成を強く推奨します

 

これも参考にして、詳しくはわからないが、とにかく物理の資料作成のため、環境を言われるままに構築した!



々二日間かかったが、100点ではないもののそれなりの資料が出来た

 

今後は、表の資料挿入(骨子は分かるので、後日必要な時に挑戦)や資料の体裁も改善してゆこう!!!