半藤一利「日本のいちばん長い日」


出は昭和40年(1965)7月大宅壮一と当代一のジャーナリストの名を冠して発行。今でいうゴーストライターが月刊誌「文藝春秋」の編集部次長だった半藤一利だったとあとがきに書いてある。そこからちょうど30年後の1995年6月に半藤一利として文藝春秋から単行本として発行文庫本初出は2006年7月「文藝春秋」。第23刷2015年6月。どういう流れで半藤が著者になったかもあとがきに書かれている。

 

1945年正午から15日正午の玉音放送までの2時間づつを24話で構成したもの。読むのがつらくなるぐらいにポツダム宣言承諾に至る状況、それに対する暴動計画など、こういう様々な状況を恥ずかしながら初めて知った。大東亜戦争やそれに至るまでの時代の流れについてこれまで読書してこなかったこともあり、所感を書くことすらできない。

 

いうことで、鈴木貫太郎内閣だけ示しておく。今後の読書計画として、現在待ち行列状態の5冊の本を読んだら、半藤一利シリーズのうち、昭和史前半について読破してから、再度この本を読めば所感が書けるようになるだろう。